2020年7月2日木曜日

7月です。

7月ですね....。
ほんとうに一年の半分が過ぎてしまいました。
中止となった「ひな祭り」「端午の節句」「お花見」「日帰り旅行」等の行事、そして本来なら今月末には盛大な「夏まつり」が行われるはずでした。
生活の中で制限される不自由さが気持ちを暗くしています。

この不自由さから早く抜け出せるよう短冊に願いを込めて飾ります。
ロビーと食堂前に「たなばた飾り」を設置しました....若葉みずみずしい新竹で一晩で枝がだらしない姿になりました。
だから写真はありません。

中庭で鉢植えで育てている竹を七夕風にしてみました。



誰からも何の評判も聞こえませんが....気が付いていないのかもしれません。
願いが叶いそうな感じでもないですけどね。


先日、押し花づくり、ちょっと試してみました。
素材に適した花はすぐに手に入る環境にあります。

集めた素材
ガクアジサイ・マツバギク・バコパ・バーベナ・カタバミ・バラ

ガクアジサイ、このままで既にきれいです。

2段目3段目と重ねていきます。

プレスして開けるのは7日後....のつもりです

たぶん綺麗にできていると思います。
日曜日(7/5)が楽しみです。
プレス機はやはり小さいですね。
もう少し大きめ....A4サイズくらいのを作ろうかな。

2020年6月27日土曜日

押し花

昨日は数ヶ月ぶりの「園芸療法」の予定でした。
はっきりとは憶えていませんが多分1月以来ではないかと思います。
(もし間違ってたらすみません。)
新しく入居された方に「園芸療法」の楽しさと参加を進めておられる入居者さまもおられましたが残念ながら中止になったようです。

新型コロナの問題が解決したわけでもなく自粛生活に慣れた日常の中ではやはり何か退屈しのぎを探しておられる様子です。
何か三密にならずに楽しめる事はないかと・・・考えてはいたのですが・・・今日ふと閃いたのが「押し花」です。
庭で(今はアジサイ)花を摘んでお手製のプレス機に挟むだけ。
一週間ほど待ってできた押し花でしおりやハガキを作る....う~む、まるまる「園芸療法」ですね....ダメか。
押し花にしたコスモスを金紙に貼りました

15年ほど前に工作材で作った木製のプレス機です。
けっこうな圧をかけて挟むことができるので薄くて綺麗に仕上がります。
お手製の木製プレス機

ホームセンターで購入した飾り台で作っています。
蝶ネジで締め付けるだけなんですけどね。

これを使うとご高齢の方でも綺麗に作れると思いますが....できた押し花をどうするかがまた思案ですね。
それか、園芸療法で利用する素材づくりでもいいのでは....。
またまた余計なことかな....。

中庭では花芽の数は少ないもののアガパンサスと桔梗の花が開花しました。
爽やかなブルーです。

アガパンサス

桔梗

そして先日(22日)、ブルーベリーを紹介しましたが写真は「ヌイ」という品種で、結構大粒な実になることがわかりました。
植栽(鉢植え)して3年か....ほとんど世話もしていないのに綺麗な実をつけてくれました。
ブルーベリーの事は詳しくないのですが、その熟していく速さにも驚いています。
比べかたは悪いですがパチンコ玉くらいの大きさです。

ブルーベリー  ヌイ
薄いピンクから紫色とも赤みのさすピンク、そして濃いブルーから黒に近く熟すグラデーションの綺麗さというか可愛らしさは摘むことに罪悪感を感じるほどです。
上手に育てると100円玉、もっと上手に育てると500円玉ほどの大粒になるそうです。
熟した実は早く摘んで食べなければ甘く酸味の利いた風味がぼやけてくるそうなので毎日、一つ二つと熟した順番に食べています。


2020年6月22日月曜日

オリーブの実

蒸し暑いもののいいお天気が続いています。!
昨日は雨が続いた後の庭の手入れです。
この時期、蒸れで痛んでいく花が多いので気が抜けません。
外では入居者さまの育てているアジサイが開花し始めました。
やはりアジサイほど梅雨に似合う花はないですね。

本格的に色づくのはもう少し

そして夏に向かっていく中で咲く花々が貴重な存在です。
入居者さまから「あの背の高い花は何?」「あの黄色い花は何?」...と質問される回数が多くなるのも何故かこの時期です。
ときおり(いや....しょっちゅうかな?)、花の名前が出てこない事も多く、頂いた花や植えた覚えのない?花もあり答えるのに躊躇する場面もあります。

花の名前が出てこない時はつらいのです。
ここまで、ここまでと喉のあたりまで来てるんですが出てこない。
そしてせっかく興味を示してくれているのに期待に応えられないつらさ....。

木や花にネームプレート(名札)を付ける作業を少しづつ進めていますがなかなか進みません。
主だったものだけでもいそぎたいですね。
少しの説明をつけて読んでいくだけでも楽しくなるような....そんなプレート。

クレマチス

ストケシア....とにかく丈夫です。

ブルーベリー、小さいけれど3種類育てています。

中庭では4種のホスタがそれぞれ花芽を大きく伸ばしています。

ホンコンエンシス
花の多さに驚かれる方が多いです。
ハナミズキともヤマボウシとも....常緑種のヤマボウシですね。
秋にはサクランボほどの赤い実がなって食べられるようになります。
とても甘いです。

オリーブの木、たぶん「ルッカ」という品種....?

オリーブの実
昨年の2月に寄贈して頂いたオリーブの木です。
強い風の日には倒れてしまうので仮に支柱をしています。
ちょっと不細工ですがなかなか時間が....地植えにしようかと思っているのですが。
今年はたくさんの花を付けました。
これが全部オリーブの実になるのかと皮算用しています。

2020年6月16日火曜日

風知草

梅雨の晴れ間が続いていますが、この蒸し暑さはたまりませんね。
館内も換気のため、ほぼすべての窓を開けているため冷房の効果があまり感じられません。
暑いものは暑いですが…「涼」を少しでも感じていただくため....例年のごとく「風鈴」を食堂前のフロアに吊りました。
涼やかな音色と揺らぐ短冊で涼を感じます。(...?)

施設の広さからは少々ちいさめですが、これでも1階フロア全体に音色は伝わります。
…さすがは南部鉄。

涼を求めて風を演出する役割も庭に感じます。
木々の葉が見せる葉裏の白さが風の流れを感じさせてくれます。
そして中庭に一鉢、「風知草」(フウチソウ)を育てています
風になびく涼しげな草姿と、「風を知る草」…雅な名前が好きなんです。
俳句などにも使われそうですね。
写真は少し栄養不足ですが「風知草」です。

風知草

館内といっても1階だけですが季節的にアジサイをテーマにして飾り付けをしています。
掲示物にも「紫陽花」「あじさい」「アジサイ」といろいろな表現をしています…が。
それが「アジサイ」は「紫陽花」ではないと今日の夕刊のコラムに出ていました。
興味のある方は6月16日付けのY新聞の夕刊を読んでみてください。
また、
--- 「彩りを変えていく道端の花々につかの間の涼を求めつつ、まとわりつく暑さをしのぎたい。」--- この一節は私のお気に入りです。




2020年6月12日金曜日

梅雨入り

うっとうしいお天気が続きますね。
とうとう梅雨入りした模様です。
入居者さまにとって一部解除されたとはいえ生活の中ではまだまだ自粛をお願いしている中、朝の散歩等もままならない日が続くようになります。
運動不足になるのを気になさっておられる方もおられますが…。

                 - 梅雨空の中庭で -


中庭では梅雨をむかえてリシマキアが最盛期です!
ここでもどこからともなくドクダミの花が…。
自分に適した場所を自分の力で見つける花は強いのです。
黄色の花の中で一輪二輪と白い花が程よいアクセントになっています。

季節も知らぬ間に梅雨を迎え、一年の半分が過ぎていこうとしています。
例年、今頃は「夏まつり」の準備が始まっている頃ですね....。
クラブ活動の一つである「書道」は制限を設けてはいるものの再開されましたが、行事ごとはまだ目途が立っていません。
行事ごとの一つ一つで季節を追いかけてきたのは入居者さまだけでなく私もそうであったんだとしみじみ思います。

施設長は秋ごろに3密にならない範囲で何か考えておられるようですが....まだ内緒のようです。



2020年6月6日土曜日

カモミール

今日は朝から曇天模様。
過ごしやすそうですが不快指数は高いです。

外の作業をするには少しつらいかな。
5月に楽しませてくれたバラやツツジ類にけっこう害虫が湧いてきているので、薬剤の散布も急がなければならないし.....。
バラも今年は花付きもよく比較的良好な状態で咲き続けています。
この状態をできる限り長く保ちたいので少々の暑さも気になりません.....?


バラの株元のカモミールも少々くたびれてきたので一部処分することにしました。

刈り取ったカモミールを無造作にガーデンバケツに放り込んだ姿が何となくいい感じ。。。


何となく、花を生けてるか鉢植えにしてるように見えませんか…(私だけかな...。)
この無造作感はなかなか意識しては表現できないでしょ....???

これだけたくさんのカモミール、毎年思うことですが一度「カモミールティー」に挑戦してみたいですね....来年こそはと、またまた思います。






2020年6月2日火曜日

庭で…。

長い自粛生活の中でご家族さまとの面会も規制されていましたが、

昨日から制限はあるものの、ご家族との面会が一部緩和されました。

 (詳しい面会条件が施設長のブログ「施設長日記」に書かれていますのでそちらを閲覧してみてください。)

 

さっそくかどうか(偶然かも)しれませんが、娘さんご夫婦が面会に来られて庭でくつろいでおられました。

ご本人は花が、特にクレマチスがお好きで毎朝の散歩もクレマチスの観察から始まります。

携帯の待ち受け画面もホロンのクレマチスの写真に変えています。


娘さんご夫婦も花がお好きなようで、話題がつきることなく長い時間を庭で過ごされていました。

いつの間にか私も仲間入り…せっかくだからご家族そろっての写真撮影。


個人情報の都合上顔を隠すのが残念です。

ご家族の笑顔をお見せしたいです! 〇○さんマスクを外して右手でピースサイン…うれしそうです。


2020年6月1日月曜日

紫陽花が咲きません.....

昨日、5月も最後なので端午の節句用の飾りを片付けました。
先日より九州南部、四国地方と梅雨入りが発表されています。
いよいよ梅雨ですね…。

6月と云えば「紫陽花」。
この時期、季節をお知らせするために中庭の植栽もアジサイをメインに飾り付けます。
中庭では大小あわせて12~13のアジサイを育てていますが.....どの株も花芽がついていません.....。
まったく無いんです!、これだけの数があるのに一つとして花芽がありません!

理由はわかっているんです…根が詰まりすぎているんです。
わかっていて鉢替えをしなかった、バチがあたった.....?
数が多いのと結構な大鉢なので全ての鉢替えとなると大変な労力が.....(言い訳ですが)。

そんな訳で6月らしさを表現するべく急遽、ロビーの飾り棚を雨傘をベースとして造花のアジサイで飾り付けをしました。

過去の投稿の中で 2013/5/20に「紫陽花」という記事を書いています。
アジサイの季節の話題作りに面白いのではと読み返してみました。
某新聞に掲載された読者の投稿記事に「紫陽花には不思議な魔力」というタイトルで掲載されていたものです。
興味のある方はリンクを貼っていますので読み直してみてください、ちょっと興味深いですよ。。。。。




2020年5月26日火曜日

5月のトンボ

初夏のきざし、中庭も賑やかさを増しています。
現在、中庭では二組の燕が巣を作っています。
糞の後始末も大変なのですが、彼らにとって外敵から巣を守るには最適なのかもしれませんね。

ときおり、中庭に飛び込んできた雀をけたたましい鳴き声を上げながら追い掛け回していることがあります。
自分たちの縄張りから追い出そうとしてるんですね。
そんななか、アジサイの葉陰で息をひそめているトンボに出会いました。
近づいても、撮影のため隠れている葉っぱをのけても逃げようとしません。
その姿は燕に見つからないようにじっと隠れているように見えました。
私から逃げるより飛び立つほうが怖かったんでしょうね.....。

何トンボなのかな?
鳥やトンボが飛び交い、より自然に近い状態で生い茂る植物群は、何か小さなビオトープを連想させてくれます。

マーガレット・エリゲロン・ヘデラ・初雪カズラ・・・
意識して植栽したわけではなく、それぞれが自分に適した条件のもとで繁殖を繰り返してこのスペースを作りあげています。
意図して植栽したものより強い生命力を感じさせてくれます。

ここに水の流れ、あるいは水音があればなぁ.....と去年から考えています。



2020年5月20日水曜日

野ばら

朝は曇りがちではあるものの涼やかなお天気でした。
気になっていた芝刈りと除草作業を今日こそはと朝一番で庭に行ってみると、すでに先客が.....。
入居者のUさまでした。
天気の良いときは趣味の「尺八」を奏でる…というか、よく吹いておられます。
今朝も庭のベンチに座られて「尺八」を吹いておられました。
花のベンチで「尺八」の練習中
けっしてお上手とは思えないのですが(失礼…お年を召して息が続かないのです...)、その音に応えるように小鳥たちがさえずりだします。
朝の庭の光景としてはこれ以上の物はなく、そっとスマホでビデオ撮影するも途中で気づかれてしまいました。。。


今から草刈り機のエンジン音を響かせるのはさすがに気が引けましたが「申し訳ない」と手を合わせるとにっこりと笑っておられました。
開花したばかりの「野ばら」の素朴さがお人柄と何故かかぶって見えました。
野ばら